押井守監督の代表作の一つ。台詞は殆どない。アニメーションという 映像表現の限界に挑んだ意欲作あるいは実験作、といったところかな。
小林七郎が美術監督とレイアウト監修を務めている。押井守によると、 この作品によりレイアウトの力を知り、それは小林七郎に依るところが 大きいとのことだ。つまり、レイアウトの学習には良い教材のようだ。
『天使のたまご』とは対照的に台詞多し。やはり対照的に、こっちは 娯楽作品っぽい。1話しか見てないから何とも言えないんだけど。
仲間の名前が載るので見に行った。
ファンタジーかと思ったら全然違った。小学生がピアノを通して 友情を深める話。音楽アニメでもあるかな。序盤から中盤までは 割と眠かった。終盤、何を思ったか超展開になるけど、そこは面白かった。
音楽アニメといえば昨今の話題は「のだめカンタービレ」だけど、 音楽シーンが露骨にCGで違和感バリバリだったのだめに比べて、 こちらはセルとCGの合成も自然でかつ、ピアノを弾く作画が良かった。 劇場版はこうでなくてはいけない。許すっ！