風信帖


平成17ǯ04月10日 [長年日記] この日を編集

_ [うれし][たのし][すばらし] 赤ちゃんとお花見

 友達夫妻に赤ちゃんが産まれて、2ヶ月。「遊びに来てください」 というお誘いを頂いて、和菓子を手土産に喜んで出かけた。

 家に迎えられると台所に立っていたお母様に早速 「そこに寝てますよ〜」と赤ちゃんを紹介された。 そこ、の部屋に目を遣ると窓際の座布団に収まる赤ちゃんがいた。

 「わぁ」っと何かが込み上げてきて、その思いに惹かれるように 赤ちゃんに近寄ってみる。まだ首も据わりきっていないとのことで こちらを向くことも出来ない。

 お父様が抱き上げると少し微笑んだ。赤ちゃんはよく笑ったり 泣いたりすると思っていたんだけど、生後間もない赤ちゃんは ほとんど無表情だそうで、笑うようになったのも、ごく最近らしい。 というような、赤ちゃん豆知識をいろいろ教えてもらった。

 僕も抱かせてもらった。

 「え、どうすれば良いの?どうすれば良いの?こうで良いの? こうで良いの?」はっきり言って、赤ちゃんは弱さが未知なので怖い。 「手、大丈夫?ちょっと窮屈そうじゃない?大丈夫?足、これで大丈夫? 首は?」機械工学風に言うと関節の強度と可動範囲が良く分かんないので 全部お父様のチェックを入れてもらった。 「ふー」とりあえず大丈夫のようだ。

 間もなく…、「かわいーっっ、きゃーきゃー、笑ったー」 今日はとてもご機嫌らしい!すごく喜んで笑ってくれる。 お父様曰く「みかみさん、気に入ってるみたい(笑)」 「ホントに?うれしー」僕は喜んで、ゆりかごをしてみたり、 踊ってみたり、顔をめいいっぱい動かしたりした。

 いないいないばあもしたけど、これが分かるのはもう少し大きく なってからだそうで、あまり喜ばれなかった。でも、何を喜んでくれるか 分からないので、僕は必死にいろいろと全身を動かした。

 汗だくになった。

 お母さんは、お産から今日まで子育てとそれはそれは大変だったらしい。 披露宴の司会をしたのは、まだ 2年前。素晴らしいよ、本当に素晴らしい。 わずか 2年の間に、立派に子育てしてるんだもの。勿論、毎日とっても 頑張ってるんだと思う。僕も応援する。

 この子のために良い世界を作りたい。赤ちゃんと遊んだ日に感じたこと。 僕はそのために頑張るのだ。

 今年、三度目で最後のお花見も良かった。


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